囲碁や将棋、柔道と同じように、麻雀にも公式の「段位」があります。認定団体はいくつかありますが、その代表格のひとつが全国麻雀段位審査会(通称:全段審)です。この記事では、同会に所属する運営者が、団体の概要から段位の審査基準、初段・二段が自宅で取れるWEB検定、そして全段審以外の段位制度との違いまで解説します。
※団体情報は執筆時点の公開情報に基づきます。最新情報は公式サイトをご確認ください。(最終確認日:2026年7月)

麻雀の段位は、「強さ」だけを測るものではありません。全段審の段位認定には4つの審査項目があります。
強い人ではなく「一緒に打って気持ちのいい人」を認定する制度、と言い換えてもいいでしょう。実際、WEB検定ではマナーに関する設問だけ誤答するとマイナス3点という厳しい配点になっており、牌品がいかに重視されているかが分かります。
雀荘を経営していると痛感しますが、麻雀の場の快適さを決めるのは腕前ではなくマナーです。強打しない、先ヅモしない、点棒を丁寧に渡す――段位制度が「牌品」を筆頭に置いているのは、麻雀を文化として残していくための設計だと私は理解しています。

もっとも手軽なのが、公式サイトの「麻雀段位WEB検定」です。初段・二段はオンラインで認定を受けられます。

オンライン麻雀ゲーム「ジャンナビ麻雀オンライン」の東風段位戦で規定の成績を収めると、全段審公認の段位認定・免状発行を受けられます。対局を重ねながら段位を目指せるルートです。→ アプリ比較ページで詳しく紹介しています。
全段審は全国に地区段位審査会・都道府県段位審査会を置いており、対面での段位審査や競技会も行われています。三段以上の高段位はこうした実対局での審査・実績が軸になります。お近くの開催状況は公式サイトの案内をご確認ください。
実は麻雀の段位制度は全段審だけではありません。主なものを比較します。どれが正式・非公式ということはなく、それぞれ独立した制度です。

| 制度 | 運営団体 | 主な取得方法 |
|---|---|---|
| 全段審の段位 (初段〜九段) | 一般社団法人 全国麻雀段位審査会 | WEB検定(初段・二段)/ジャンナビ東風段位戦/地区審査会・競技会。四段に昇段すると麻雀レッスンアドバイザー認定も |
| 日本プロ麻雀連盟 公認段位 | 日本プロ麻雀連盟 (1981年設立のプロ団体) | 「麻雀格闘倶楽部」(コナミ)の全国東風・全国半荘リーグ内で段位認定試験を受験。何度でも受験でき降格なし。初段以上は連盟発行の段位免状を申請できる |
| 日本麻雀連盟の段位 | 日本麻雀連盟 (1929年創設の老舗アマチュア団体) | 月例会や全国最高位戦など、対面の競技会成績の積み重ねで昇段 |
全段審は「賭けない・飲まない・吸わない」の健康麻雀(健康マージャン)の普及にも力を入れており、ねんりんピックや国民文化祭では他の健康麻雀団体と共催で交流大会を実施しています。シニア世代の生涯学習・介護予防の場として、麻雀が公的なイベントの種目になっている――これは麻雀のイメージが大きく変わりつつある象徴的な動きです。
健康麻雀を打てる店は年々増えています。当サイトでも健康麻雀対応の店舗を絞り込み検索できます。
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| 段位がなくても雀荘で打てますか? | もちろん打てます。段位は資格というより「目標」や「証明」。上達のマイルストーンとして楽しむものです。 |
| プロの段位とは違うのですか? | 別の制度です。ただしプロ団体でも日本プロ麻雀連盟は一般向けの公認段位認定を行っています(上記の比較表を参照)。いずれも一般の愛好家が取得できます。 |
| 初心者でも初段は取れますか? | WEB検定は無料で何度でも受けられるので、挑戦自体にリスクはありません。役と点数計算の基礎を学んでからなら十分狙えます。 |